熊本地震で我が家は半壊しました。築26年の家族4人で住んでいた家でしたが、熊本地震をきっかけに新築することにしました。息子二人も社会人として自立しましたので、老後の生活を考え、夫婦二人で住む家を考えました。工夫した点は2階建てですが、生活はほぼ1階でできるようにしました。2階は息子が帰宅したときの場合の部屋になっています。家を新築するにあたっては妻が設計をし、市のサンシティーハウスにお願いをしました。妻の1番の希望は吹き抜けをつくるということでした。たしかに解放感はありますが、2階の床面積はせまくなります。ただ、息子たちはお盆とお正月しか帰宅しませんので支障はありませんでした。ただ、トイレは2階にも、また、二階にはシャワー室を設置しました。2階へ上がる階段はできるだけ緩やかにし、手すりも備え付けました。私たちが2階へ上がるのは洗濯物を干すときだけです。間取りも前よりも小さくし、その分庭を広くしました。私は退職後に犬を飼いたいという希望があったので、犬が走り回れるぐらいの広さの庭にし、芝生を一面に植えました。1階は犬も生活しますので、できるだけ家具は置かずぬに、犬が遊べるようにしました。現在では1階はほとんど犬が占拠している状態です。また、1階はすべてフローリングにしました。その方が高齢者になっても掃除機一つで掃除が済むし、後々はルンバなどの掃除ロボットが使えるようにしました。また、犬が動く範囲には犬がケガをしないようにマットを敷いています。ライフラインも熊本地震のことを考え、電気とガスの両方が使えるようにしました。私が住んでいる地域は電気は1週間、ガスはおよそ1月使用できませんでしたので。また、柱も鉄骨と木材を使用しました。外からみれば木造のように見えますが、骨組みだけは鉄骨にしました。熊本地震の経験を教訓として、また、老後のことを考え家を建てました。前に比べれば小さな家ですが、私たち夫婦と愛犬ににとっては最高の家です。